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1知っておきたい髪の知識 アーカイブ

2008年02月04日

髪の毛の仕組み

◆髪の毛の構造
頭皮の地肌から生えている髪の毛は、幾つかの層によってできているのをご存知でしたか?ここでは少しだけ難しい話になりますが、髪の毛の一番外側表面を作っているのが毛表皮と呼ばれ、その内側には毛皮質、そして一番内側の中心部には毛髄質という組織があり、それぞれ別の細胞によってできているのです。「キューティクル」という言葉は、皆さんもシャンプーのコマーシャルなどで聞いたことがあるでしょう。これはこの一番外側の毛表皮のことで、同じくコマーシャルなどでその様子も見たことがあるでしょうが、細胞が魚のうろこの様な形状でできています。

◆髪の毛の働き
なぜそのような形状をしているかというと、うろこが重なったような形は外からの異物を寄せつけ難いという利点があり、なおかつ汚れもつき難くなっていて、そうした形が外部から髪の内部を守るという、うまくできた構造になっているのです。その下側にある毛皮質の層の構造は細い繊維質となっており、ここにはメラニン色素が多く含まれています。このメラニン色素の含まれる量が多ければ多いほど黒い髪となりますから、メラニン色素の多い私達日本人には黒髪の人が多いのです。そして一番内側の毛髄質の層には空気穴がたくさん空いていて、この穴は直射日光や熱から頭を守るための温度調節の役目を担っているのです。

髪の毛の役割

◆髪の毛が必要な理由
かつて人類が誕生した頃からある時代までは、髪の毛は外敵から大事な脳のある頭部を守るという大切な役割があり、受けた衝撃を吸収してダメージを少なくする緩衝材的な役割を担っていたのだといわれています。今はその当時の役割を果たすこともあまりなくなってきたようですが、それでも交通事故や何か突発的なことで頭に衝撃を受けるようなことは全くないとは言えません。そんな時には、髪の毛があるとないとでは受けた衝撃の度合いもかなり違ってくるようです。その他、日光や熱といった熱さ、そして寒さからも身を守るという役割は今も変わらずあります。

◆ファッションとしての髪の毛
それと、今では一番注目すべき役割というか大方の人が髪に関心を持つことでしょうが、ヘアスタイルという言葉で表わされているようにファッションとしての大きな役割がありますよね。人気タレントのヘアスタイルが流行ったり、個性的なヘアスタイルが話題になったりと、時の流れと共にヘアスタイルの流行も男女ともに刻々と変化しています。髪の毛はファッションの大事なポイントの一つとしても注目されますから、抜け毛で髪の毛が薄くなったりすると、ヘアスタイルをばっちり決めることもできなくなり、ちょっと困ったことになってしまいます。

髪の毛の成り立ち

髪の毛は皮膚の細胞からできてくるって知っていましたか?皮膚の角質層と呼ばれる部分が変化してできてくるもので、髪そのものの成分は主にタンパク質の中の20種類ほどのアミノ酸から構成されています。とはいえ、髪の毛として生えてきたものは、すでに活性化できる細胞ではありませんから、何らかのダメージがあるとその修復は容易ではありません。髪を作っていくには、生え際の皮膚の良好な血行や充分な栄養が行き届いていることが、その条件となりますから、血行不良や栄養分が足りなかったりすると代謝が衰えて髪の成育も不十分となります。その結果として、抜け毛などの障害も起こってくるのです。

◆髪が成育する理由
もう少し詳しくみてみますと、髪の毛は地肌の毛穴から生えて伸びている部分を毛幹と呼びます。そしてもうひとつ、地肌の中に埋まっている部分を毛根と呼び、この毛根部分で実際に髪の毛が生えて伸びていくのです。ですから、この毛根部分に血液からの栄養分がうまく行き届かないと、髪の毛の成育もうまく行きません。毛根部分には毛細血管が通っている毛球という箇所があって、その中にある毛母細胞が分裂していくことで髪が生成されていきますから、頭皮の血行がよくてここに栄養が行き届くと髪は正常に毛母細胞が分裂を繰り返し、頭皮の外へ押し上げられるようにして成長していきます。

髪の毛の寿命

◆髪の一生
髪の毛は生えてきたら永遠に伸び続けるわけではありません。髪にも寿命というものがあって、生え始めてから抜け落ちるまでの期間はおおよそ3年から5年といわれています。その間は美容院や理髪店でカットしても、引き続き地肌から髪はどんどん伸び続けますが、寿命があと3、4ヶ月くらいと短くなってくると伸びる度合いもぐっと弱まってきて、最後の数週間は伸びも止まり、あとは抜け落ちるのを待つばかりとなります。髪全体の割合から見ると、伸び盛りの時期にある髪の量は全体の80から90パーセント、伸びが弱まってくる時期の髪は1、2パーセント、伸びが止まって抜け落ちる手前の時期の髪は10から20%前後というのが一般的です。

◆髪の衰え
また、髪の毛は人の年齢によっても変化が現れてきます。赤ちゃんの頃は比較的柔らかくて細い髪の毛が一般的ですが、人が成長するにつれて髪も成長し太く強いものが生えてきます。それが20歳の成人を過ぎる頃になると、そこからは年齢を重ねるごとに少しずつ髪も細く弱くなっていくようです。悲しいことですが、これは人の体が老化していくプロセスに沿った流れですから自然の現象として認めざるを得ないことなのですが、頭皮を不潔な状態にしていたり血行が悪くなったりしていると、この流れももっと速くなって髪の寿命も短くなり、抜け毛もどんどん増えていきます。つまり、反対に頭皮を常に清潔にして血行をよくしておくことで、そのプロセスもゆったりとした流れにしていくことができるようです。

髪の毛の本数と量

◆髪の毛の平均本数は?
人の髪の毛は一般的には約10万本が頭に生えていると言われています。ただ、その人の持つ色素、つまり髪の毛の色によって多少違いがあり、欧米の金髪の人で約14万本、茶色で約11万本、日本人に圧倒的に多い黒髪で約9万本と言われています。また、その日本人の中でもかなり個人差があって、多い人だと約15万本、少ない人だと約5万本とその差は約10万本もあります。この本数は母親の胎内にいるときに、すでにもう決まっていて、生まれてからその量が増えるというようなことはないようです。

一日に自然に髪の毛の抜ける量は、髪の多い人も少ない人も一定で約50から100本がその平均といわれていますから、髪の多い人は全体量からしたら髪の少ない人と比較すると抜ける割合は少なくなります。だから髪の毛の本数の多い人は少ない人と比較すると薄くなりにくい、などとも言われるのですね。

◆髪の毛の伸びる量は?
また、髪の毛の伸びる平均は1ヶ月で約1から1.5センチですから、9万本あるとすると驚くことに全体で1ヶ月に900から1350メートルも伸びていることになります。これだけ物凄い量の成長をつかさどっているのが頭皮の中にある毛根ですから、血行が良くて栄養分がいかに効率よく毛根に運ばれるのか、ということが髪の成育にどれだけ大切なことかということがよく分かりますね。

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